MOTU 2408mk3|安定性
これも接続性の項目でお話致しますが、
PCIというかなり枯れた規格ですので
安定性は抜群と言っても過言ではないです。
2408mk3が原因でパソコンが落ちる、
ということはほぼほぼありません。
ただ、サンプルレートを48kHzから
96kHzなどを頻繁に変えると
パソコンが固まったり、
2408mk3を認識しなくなったり、
ということはあります。
(※Windows7環境下での検証のみ)
MOTU 2408mk3|マイクプリアンプ
非搭載。
かなりレガシーな機種ですので
流石に搭載されておりません。
2408mk3をはじめ、
当時ハイエンドモデルと言われる
オーディオインターフェースでも
マイクプリアンプが搭載されるケースは
割と希少な感じでした。
MOTU 2408mk3|拡張性・操作性
クラカワが2408mk3を選んだ
最大の理由がこの『拡張性』です。
上記写真を見て戴ければお分かりになると思いますが、
半端ない量の端子がズラリと並んでいます。
アナログの入出力は当然として、
まず何が凄いか、といえば
ADATオプティカルの入力数です。
なんと、3系統もあります。
それだけでなく、
今は殆ど使用されていないと思われますが
タスカム さんDA-88などの
テープMTRとの接続のTDIFも3系統搭載。
そして、当然としてS/PDIFも搭載。
(ちなみに、S/PDIFの出力はステレオ2系統あり)
さらには、デジタルシンクや
外部クロックを使用出来るように
WordClock端子も搭載。
あまりの至れり尽せり感ですよねw
このデジタル・アナログ端子を
A・B・Cの3ブロックにアサイン出来る、
という仕様なのです。
例えば、Aブロックはアナログイン。
BブロックはADATオプティカル、
CブロックはS/PDIF(2ch)、
というふうにアサイン出来るんです。
もちろん、前述したとおり、
ADATとTDIFは3系統あるので、
全部ADATオプチカル、
全部TDIF、ということもできます。
ただ、氣を付けなければならないのは、
アナログは8ch分しかないので、
当然1ブロックにしかアサインできませんし、
S/PDIFに関しても2chしかないのにも関わらず
上記と独立して使用できるのではなく、
ブロックにアサインしないとならないので
3ブロックのなかの1つを消費してしまうこと、
そして『Cブロック』のみにしかアサインできない、
という縛りがあります。
ここさえ氣を付ければ
現行で販売されている一般的な
ハイエンドオーディオインターフェースに
引けをとるどころか、
充分過ぎるほどの拡張性があります。
(※その他拡張性は下記に)
あと、特筆すべきは
CueMix FXの機能です。
(→詳しくはRock oN Companyさんの記事へ)
今となってはハードウェアをパソコン上の
仮想ソフトウェアミキサーで操作する、
というのが当たり前になりましたが、
そのハシリをやったのがこのCueMix FXです。
最近ではDSPを搭載している機種もあるので
その操作もこのソフトで出来る、
ということを当時からやっていたんですよね。
すごいです。