【2021年8月4日(水)更新】
実は数ヶ月前に『GOLD 8』さんを試しに導入しました。
印象が全くと言って変わりました。
近々大肯定的記事をUP予定です。
楽しみにしていてください。
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【ご注意】
クラカワ は 基本、TANNOY さんが大好きな人です。
なので今回、前半
敢えて『超辛口』に書いております。
単にオススメされたい方は
『TANNOY GOLD シリーズ、 倉川はこう言う方にオススメします』
からお読み下さいませ。
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音楽プロデューサーの 倉川知也 (クラカワ トモヤ) です。
昨年から話題になっている
TANNOY (タンノイ) さんの 新製品『TANNOY GOLD』シリーズ。
(※ 写真は TANNOY GOLD5 )
ずっとBlog記事を書くかどうか
すごく迷ってたのですが、
(というか単に面倒だっただけかもw)
ちょと前に
有名 YouTuber アンソニー さんの
動画を拝見していて、
やっぱり、
同軸スピーカー & TANNOY ファンとしては
言及しておかねばならん、と思い
重い腰を上げた次第です(苦笑
同軸スピーカーって、そもそも何がいいの???
『同軸スピーカーの良さ』について
クラカワ の LINE へ、様々な方から
お問い合わせいただくのですが、
同軸スピーカー について
クラカワが思うことは
既にエントリ立ててるのでそちらへw
TANNOY GOLD シリーズについて
TANNOY GOLD シリーズについて
実は、クラカワも買うか買わまいか、
散々迷ったんです。
でも、今回は見送ることにしました。
では、なんでクラカワが
購入しなかったか、について
お話ししていきたいと思います。
TANNOY GOLD シリーズを 倉川知也 が導入しなかった理由
いきなり結論から書きます。
理由はカンタンです。
大の 『タンノイ ファン』である クラカワ が
TANNOY GOLD シリーズを導入しなかった理由。
それは『周波数特性』です。
ハイレゾ時代 TANNOY GOLD は耐え切れるのか
そうです。
知っている人からすれば
クラカワ と言えば ハイレゾナンス オーディオ、
巷で言うとろの『Hi-Res』(通称:ハイレゾ) に
割と『うるさい人』と思われているはず。
「ハイレゾなんてカンケーねーよ」
なんて方も、
世の中には少なくないと思うんすけど
クラカワ はメチャ氣にします。
人間の耳、要は『聴覚』は
確かに 20Hz〜20kHz が
『可聴周波数』かもですが
では、聞こえないからと言って
「体感しているかもしれない」
という周波数を無視していいのか、
って話なんすよね。
実際『高次倍音』が
『聴覚上聞こえる音』にも
影響を与える、という説もあるようですし。
それを無視、または
切り捨ててしまう、というのは
些か『暴力的』ではないか、と。
で、本題です。
TANNOY GOLD シリーズの周波数特性について
では、TANNOY GOLD スピーカーシリーズ
3種類の 周波数特性 (FrequencyResponse) について
見ていきましょう。
TANNOY GOLD 5|Frequency Response
TANNOY GOLD5|Frequency response
70 Hz – 20 kHz (±3 dB)
49 Hz – 20 kHz (-10 dB)
TANNOY GOLD 7|Frequency Response
TANNOY GOLD7|Frequency response
65 Hz – 20 kHz (±3 dB)
46 Hz – 20 kHz (-10 dB)
TANNOY GOLD 8|Frequency Response
TANNOY GOLD8|Frequency response
54 Hz – 20 kHz (±3 dB)
40 Hz – 20 kHz (-10 dB)
上記3機種の周波数特性を
見て戴ければ一目瞭然ように、
違いは『低域』なんですね。
GOLD 5 | 70 Hz – 20 kHz (±3 dB) 49 Hz – 20 kHz (-10 dB) |
GOLD 7 | 65 Hz – 20 kHz (±3 dB) 46 Hz – 20 kHz (-10 dB) |
GOLD 8 | 54 Hz – 20 kHz (±3 dB) 40 Hz – 20 kHz (-10 dB) |
高域 は 20kHz までの表記なんですね。
TANNOY SYSTEM600A との差がない
倉川 の ブログ や YouTube、
Twitter などを見てくださっている方であれば
ご存知かもしれませんが、
クラカワ の 愛機 である
『TANNOY SYSTEM600A』
というスピーカーがあるんですね。
この SYSTEM 600A ちゃんはこんな感じ。
これを 新機種である
TANNOY GOLD8 さんと比較するとこんな感じ。
SYSTEM600A | 44Hz ~ 20kHz (±3dB) |
GOLD 8 | 54 Hz – 20 kHz (±3 dB) 40 Hz – 20 kHz (-10 dB) |
殆ど変わらない、
変わったとしても低域が
『若干伸びた』ぐらいだったんすよね。
「これ、改めて買う必要あんのかなぁ。。。」
というのが正直なところでして。。。
YAMAHA MSP3 がすごく優秀だった件
「てか、そんな
高域が出てたところで大差ねーよ」
なんて仰るであろう方のために
コチラも書いておきますね。
実はクラカワ、同軸については
自分のミキシング時、
『定位を掴みやすい』
という理由で愛用してたんです。
しかし、一般の方の再生環境は
同軸なんてすごく稀少でしょうし、、、
ということで、
以前はこの子を愛用していたんですね。
レコーディングスタジオ さんには
必ず『民生機』を想定する、と言う理由で
SONY さんの ZS-M5 という
ラジカセ が常設されてたりするのですが
クラカワ にはこの
低音がメッチャブーストされる
ようなサウンドが
一般家庭の再生環境 だとは思えず、
探していた際に SMS-1P くんが
一番それっぽいな、と思って
落ち着いたんですよ。
フルレンジですし。
思った以上に
低音も高音も出て、
定位も意外に悪くなくて。
で、ただ SMS-1P くんも
すでに生産終了機で。
SYSTEM600A が逝った、
なんてことを考えたら
現行で良いの無いかなぁと探していて、
目に止まったのが
YAMAHA さんの MSP3 くんだったのです。
このモニタースピーカーですが
「えー、ヤマハー???」
とか
「MSP3 なんて安物だろー???」
なんてバカにする方も少なくないんすよね。
かく言うクラカワも
「買ってダメだったら売ればいいし」
なんて感じで
半信半疑で購入したのですが、
これが、まさかの伏兵w
System600A と比較しても
全然負けてないんすよね。
確かに、2Way だったり
口径が小さいので
TANNOY さんと比べたら
低音感 とか 定位感 とか
やはり劣ってしまうのですが、
価格が5分の1以下 ですから。
MSP3 くんは、マジ衝撃でした。
それだけでなく、
後々調べてみたら
あることに氣付くのです。
おいおい、、、
ちょっとまて、と、、、w
この安スピーカー (失礼) が
高域 22kHzまで伸びてる、、、だと?!
それから何度も
TANNOY SYSTEM600A と
比較しましたが、
定位 や 低域 は
SYSTEM600A に
軍配は上がるのですが
高域 に関しては
TANNOY さんのほうが
鈍って聞こえてしまうんですね。
「いやぁ、、、これは困ったぞ。。。」
と。。。
民生機のリファレンス用
として購入したものが
思った以上に頑張ってしまった、
という瞬間でした。
稲毛謙介 さんが GENELEC 社の 同軸スピーカーを買っていた
昨年、作曲家の 稲毛謙介 さんと
Twitter で 出逢いまして。。。
なぜか クラカワ のような
何処の馬の骨だかわからない奴と
仲良くしてくださるようになりまして。。。
さらに昨年、うちの事務所で
BBQ を行った時に遊びに来てくださいまして。
その際に
我々の事務所の機材について
ご紹介したりして。
その後、いきなり
こんなことになってましてw
GENELEC8341Aセットアップ完了!
リファレンス色々試聴してるけど、これ最高だわ。
今までモニター周りで悩んでたことがバカらしくなるほど一気に問題解決してます。
それなりにスピーカーから音出せる環境の人だったら、ぜひDSP付きのGENELECおすすめしたい。
というわけで、購入決定〜! pic.twitter.com/15iijdNhqX
— 作曲家・稲毛謙介(イナゲケンスケ) (@Ken_Inage) September 24, 2019
「わー!!!稲毛さん!!!
GENELEC 買ったのかよぉぉぉ〜!!!
てか、同軸、、、だと??!」
余りの『ウラヤマ度』に
稲毛さんの購入された
『GENELEC 8341A』を調べてみると。。。
な、なんだ、、、
こ、この金額は。。。(滝汗
そして『GENELEC 8341A』の
仕様を調べてみると。。。
べっくらこきましたwwww
値段も値段だから、仕様も仕様w
さすがだなぁーとwwww
TANNOY GOLD シリーズ、 倉川はこう言う方にオススメします
さて、ここまで記事を見て来た方は
「なんだよ、クラカワ、
TANNOY GOLD ダメなのかよ」
なんて思っているかもですが、
実はそんなことは一切ありません。
今までクラカワが
書いてきたことを踏まえた上で、
ここからオススメしていきたいと思いますw
モニタースピーカー を初めて買う方
DTM 初心者さんや
「モニスピ、
何買っていいのかわからない!」
と、初めてモニタースピーカーなるものを
これから買おう、と言う方にオススメします。
お部屋であまり大きな音を出せなかったり
6畳ぐらいまでのお部屋だったら
『GOLD 5』でも全然オッケーじゃないかなw
アンソニー さんの動画で拝聴した感じでも
パソコンデスクに乗る感じでしたし、
思ったよりパワフルに鳴ってましたのでw
てか、4万ちょいで
TANNOY が買える、、、とか。。。
羨ましすぎなんすけど。。。
同軸スピーカーを初めて購入する方
割と中堅のセパレート2wayなどの
スピーカーをお持ちの方で
同軸スピーカーは初めて購入する、
という感じの方にもお勧めですねw
音もある程度鳴らせて
6畳〜8畳ぐらいのお部屋の方には
『GOLD 7』あたりが良さそうっすね。
てか『GOLD 5』と比較しても
1万ちょいしかお値段が変わらない、、、とか。。。
「どうなってんだよ!!!」
って言いたくなるですw
オーディオマニア的な感じの方
「そこまでガチじゃないけど
オーディオマニアだと思う。。。」
と言う方で同軸は初体験の方。
で、結構音が鳴らせる環境で
10畳以上のお部屋の方には
『GOLD 8』を。
この最上位モデルでも
クラカワ が System600A ちゃんを
購入した時の価格の約半額以下。。。orz
タンノイさんの同軸モニターが
6万円ちょいで手に入っちゃうとか。。。
安すぎでしょう。。。
どうなってんだよ、まったく。。。
TANNOY GOLD スピーカー 倉川知也の考察 まとめ
さて、つらつらと書いて参りましたが、
如何でしたでしょうかー。。。
てか、書いているウチに
すっげー羨ましくなってきたんすけどwwww
ま、前半割とネガティブに書いて来ましたが、
価格からすればあり得ないコスパだと思います。
全く何処の何だかわからないような
メーカーさんであれば
ちょっとオススメできませんが、
腐っても伝統のある TANNOY さんです。
変なものは出せないと思います。
ただ、押さえておくべきところは
ハイレゾ志向で
20kHz以上の『超高域』が欲しい方
にはちょっとオススメできないな、と。
ま、でも
そこについての拘りがなければ
タンノイさんの『同軸』には
有り余る魅力があるんすけどねw
ちなみに TANNOY さんは現在、
BEHRINGER さんのグループ、
『MUSIC TRIBE』さんの傘下なんすよね。
『べリンガー』 さんって一般的に
“安物メーカー” という
イメージがあるかもですが、
実はプロからも品質の定評はあるんです。
最近ではシンセサイザー系に
メッチャ、チカラを入れてたり。。。
実際、ベリさん製品、
クラカワも結構使っています。
ま、それでも心配な方は
TANNOY GOLD を試聴できる、
という店舗さんもあると思うので
是非体験して、納得した上で購入して下さいませw
ではでは〜。
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【人数限定】倉川知也公式LINEオープン!
全く無名の初心者から
数多くのアマチュアミュージシャンを
O-WEST、O-EAST、AX、ZeppTokyo…
などの大規模会場へ輩出してきた
音楽プロデューサー倉川知也と
直接お話しが出来る公式LINEがオープン!
ソロアーティスト、バンド、
これからミュージシャンを目指す方。。。
日々、たくさんの方から ご相談をいただいています。
倉川知也私設の音楽教室 『知也塾』のLINEと共有のため、
ギターやボーカル、様々な楽器の奏法、
コツや情報なども盛りだくさん!
その他、ブログで話せないムフフな
マル秘情報なども発信しております。
クラカワトモヤ 氏が起きている時であれば
作業の合間にもマメにお返事してくれるかも?!
クラカワ 氏の対応出来る人数までは募集をしておりますが
いつ締め切りになるかわかりません。
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