音楽プロデューサーの倉川知也です。
Presonus さんが StudioOne4 を
リリースされてから約1ヶ月。
「このままでは DAW難民になってしまう!!!」
と焦り、このところ
様々な DAW 関連の検証を重ねてきました。
【StudioOne4】
【Digital Performer】
しかし、ここに来て『まさかの伏兵』登場。
そうです。
あの伝説のDAWソフト、
『MAGIX 社』の
Samplitude (サンプリチュード) です!
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この『前編』では
Samplitudeに関して、問題点に焦点を当て、
割とネガティヴに語っています。
導入する利点について知りたい方は
『後編』からどうぞ。
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後編はコチラ。
Samplitude|サンプリチュード について
クラカワも、まさか、
ここに帰ってくるとは思っても居ませんでした。
そう、伝説のDAWと言われた
Samplitude (サンプリチュード)。。。
しかし、実は10年ほど前に
Samplitude が一時期話題になっていたんです。
本日は Samplitude について
クラカワの超個人的レビューを
書いていきたいと思います。
サンプリチュードは音がいい?! 隠れた名DAW『Samplitude』とは??!
そうです。
「サンプリチュードってDAW、音いいぜ!」
というのがパソコンでレコーディングしている
界隈の人たちの間ですごく話題になったのです。
クラカワが初めて
『Samplitude』を知るのは
地元のリハーサルスタジオ、
『Studio Park Side』のオーナーさんから
「Samplitudeいいよ〜」って勧められたんですね。
その時はレーベル立ち上げたばかりで
DAWについて乗り換える余裕もなく。。。
ただ、その後、クラカワにとっての
『マスタリングの恩師』とも言うべき
『おおさん(@grazjog ) と出逢います。
実はその『おおちゃん』が
メインDAWとして愛用していたのが、
まさに『サンプリチュード』だったのです。
(※おおちゃんについてはコチラで詳しく書いてますので、ぜひw)
Samplitude の音が素晴らしい! Mac & Digital Performer から乗り換える
当時、
『MacPro』と『Digital Preformer』
という環境だったクラカワですが、
当時の DigitalPerformer の挙動と
そのサウンドに飽き飽きしてたんですね。
(MOTUさんゴメンナサイ。。。)
そもそも、
アナログ世代に育ったクラカワからすれば
当時の『DAW』自体のサウンドの
『音像』にかなり嫌氣がさしており。。。
「なんかないかなー。。。
なんかないかなー。。。」
と、常に探していた矢先だったんです。
そんな時、おおちゃんから
サンプリチュード の再生音を聴かせてもらって、
「うぉぉぉー!!!
なんじゃこりゃぁぁぁー!!!」
って、すごく感動したのを覚えています。
「DAWでこんな音、聞いたことないぞ!!!」
と言うほど、すごくクリアで太くて、
臨場感があって、ピュアな音だったんです。
(※当時のDAWとの比較ですからねw)
クラカワの記憶が正しければ、
2006年〜2007年ぐらいに
Samplitudeに乗り換えたと記憶しています。
当時は Samplitude10 だったかなー。。。
Samplitude レビュー サンプリチュード の問題点
当時、サンプリチュード、
音については素晴らしくて
導入して氣に入ってたのですが、
実は不満もたくさんあって。。。
結局、StudioOne へ移行していくのです。
まずはその サンプリの問題点、
クラカワの不満点から記載していきます。
1、OSが Windows 対応のみである (Mac非対応)
そうなんです。
サンプリチュードはWindows対応のみだったんです。
ちなみに、
2018年6月現在も Samplitude は
未だにMacに対応してないらしいんですね。
しかし。。。
わ、マジだ。。。
おおちゃんから聞くまで知らなかったけど#Samplitude の #Mac 対応の話、あったんだ。。。https://t.co/Ct0GPqQqZp— 倉川知也|Tomoya Kurakawa (@TomoyaJuku) June 27, 2018
おおちゃんに聞くところ、
開発が進んでいて、リリース寸前。。。
というところで
何故か発売に至らなかったらしく。。。
『Samplitude for Mac』というのは
未だ『まぼろし』状態。。。
こちらでも前述しましたが、
クラカワは生ドラムなど
大きな音のする楽器は
MacBookProで外録。
事務所では自作Windows、
という制作環境なので
DAW は Mac / Win 両対応 必須。
実は、ここが
大きなネックになっているんですよね。
2、全部英語表示でメニューがわかりづらい
これも、英語が苦手なクラカワからしたら、
本当に面倒なところでして。。。
確か『英語』と『日本語』で音が変わる、
という説があったりするので
それを意識してのことなのか、
Samplitude は 日本語対応しないんですよね。。。
実はmixiで日本語パッチを作ろうと
されていらっしゃる方がいたのですけどね。。。
(http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1336481&id=47985356)
3、操作方法や設定が難解(というかクセがある)
これは Samplitude に関わらず、
『Cubase』など、昔から存在する
ドイツ製DAWに言えることなのですが、
とにかく『設定』や『操作』にクセがあるんですよね。
サンプリに関しては
日本語非対応なことも手伝って、
とにかく設定・操作しづらい。
当時、音楽を創ろうとする前に
慣れるまで何度もメゲたことがありました。
4、打ち込みなどMIDI関連機能が弱すぎ(改善済?)
まだ、新しいサンプリチュードを
使ったことがないのでなんとも言えませんが、
当時のサンプリはDAWというよりも
『レコーダー』という印象で、
とにかくMIDI関連が弱い。
弱い、というレベルではありませんでした。
ただ、サンレコさんのこの記事を拝見すると
http://rittor-music.jp/sound/productreview/2015/10/46806
Pro Xへとリニューアルしてから、
特に力を入れているのが作編曲に関係する
インストゥルメントを含めたMIDI周りの機能。(※中略)
かつてはMIDIに関して
不得手なイメージも少々ありましたが、
実はこの数年間でいちばん進化したのは
MIDIに関する部分なのです。イベント・リスト、ピアノロール、スコアを
同時に表示可能なエディター画面は
視認性、操作性ともに良好で、
データを録音して修正するという
基本操作に関してはほかのDAWに見劣りすることは無く、
むしろキビキビした操作感は
快適でテンポよく作業ができます(画面②)。▲画面②
MIDI編集では、ピアノロール、イベント・リスト、スコア・エディター、
コントローラー・エディター、ドラム・エディターの5種類を
自由に組み合わせて表示することが可能。画面をフルに使っての表示はもちろん、
最近流行のシングル・ウィンドウにも対応しており、
選択したオブジェクトを下部のMIDIエディターに表示させることもできる。(※サウンド&レコーディング・マガジンさんの記事より引用)
どうやらMIDI関連に関して、
かなり劇的な変化があったようですね。
ちょっとこれは期待できそうです(ワクワクw
5、ドングル認証(解決済)
クラカワの大嫌いなドングル認証。
当時のVersionのサンプリは
『WibuSystems』というところの
『CodeMeter』というUSBキーを採用されていました。
おおちゃんに聞くところによると、
Samplitude でのドングル認証は
廃止になったみたいです。
これもクラカワにとっては朗報です(嬉
6、Samplitudeは値段が高い
MAGIX/SAMPLITUDE PRO X3 SUITE アカデミック版 |
この サンプリは『アカデミック(学生)版』なので
そこそこお安いですが、日本の正規代理店である
HookUP(フックアップ)さんのサイトを拝見すると。。。
なかなかいいお値段。。。(2018年6月現在)
ちなみに、アップグレード版は。。。
かなり強氣なお値段。。。
(2018年6月現在)
数年に1回、アップグレードが来るとして
3.5万はちょっと厳しいですよね。。。
コチラの記事でも書きましたが
StudioOne4 でも アップグレードに 約1.5万〜1.7万。
DigitalPerformer でもアップグレードに 約2.4万。
サンプリチュードはその上を行く高額さです。。。
7、samplitude の日本国内での情報が少ない
サンプリチュードについて、
MAGIX(@MAGIX_INT)さんは
「日本を市場として見てないんじゃないか?」
と、思うぐらいプロモーションが感じられません。
かくいう、日本の代理店である
フックアップさんも
「売る氣あるのかなぁ。。。」
という感じですし。。。
Wikipediaにも情報が少なすぎて、
「おいおい。。。」って感じでしたが、
めっちゃ検索しまくってわかったことが
現行の『Samplitude Pro X3』の
発売が2016年の6月頃のようでした。
リリースから約2年。。。
どうなっちゃうんだろうなぁ。。。
Samplitude を選ぶ理由とは??? なぜ倉川知也がサンプリチュードを氣になるのか?!
と、まぁこんな感じで、
いろいろとネガティヴなことばかりを
ガンガン書いて参りましたが(笑
たぶんこの記事を読んだあなたは
「Samplitudeはダメなんだなー」
という『結論』に至るか、と思うのですが
それはまだ早計というもの。
ただサンプリをDisるために
こんなに画像を貼ったり、
他サイトさんから引用したり、
長い時間掛けて長文書いたり。。。
なんて無駄なことは
クラカワ、しませんから(爆w
(ちなみに、ここまで書くのに4時間は掛かってます汗)
あれだけ氣に入っていた
StudioOne から 乗り換えるかもしれない、
という候補に挙げるぐらいですから。
今まで記載してきた、これだけの不満を
『ひっくり返す』ぐらいの『メリット』が
「現行の Samplitude にはあるかも」
という『クラカワの直感』があるんです。
(※クラカワの直感はかなり当たる確率が高いですw)
ま、でも今回は
余りにも長くなってしまったので、
『Samplitude Pro X3 の魅力』
については次回、
『第2話(後編)』へ譲ろうと思います。
次回の投稿、
ぜひぜひ楽しみにしていてくださいね!(笑
【追記】後編アップしますた!
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