音響機材のお話 UNIVERASL AUDIO|UREI

UADプラグイン・機器をDTM初心者が購入する前に注意すること

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UAD 関連機器・プラグインを
『盲信する』ということの危険性について

音楽プロデューサーの倉川知也です。

 

ちょっと過激なタイトルですが、
最近、周囲でUNIVERSAL AUDIOさんの機器、



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例えば UAD Apollo シリーズなど
過度な期待や盲信をする方が少なくなく、

「購入する前に倉川さんに相談してよかった」

ということも少なくないので
エントリー立てておきますね。

 

ちなみに、
UAD関連機器やUADプラグインを
disるつもりは一切ないので。。。

(※HookUpさん、UniversalAudioさん、
 お世話になっているのにスイマセン。。。)

 

 

そもそもUADプラグインってどういうもの?

さて、まず UADの機器や
UADプラグインについて
お話していきたいと思いますが、

既にご存知の方は
この項目は飛ばして戴いても結構です。

 

まず、UAD機器やUADプラグインを語る前に
パソコンで音楽制作をするための
基礎知識について触れねばなりません。

 

現在、パソコンで音楽制作をする際には
必ずと言って必要なものがDAW。

DAWは過去、
「ディーエーダヴリュー」と読んだりしましたが、
最近では「ダウ」と読んだりするらしいです。

 

では、この『DAW』とは何か、というと、
『Digital Audio Workstation』というものです。
→詳しくはWikiをどうぞw

デジタル・オーディオ・ワークステーション
(Digital Audio Workstation、略称DAW)は、
デジタルで音声の録音、編集、ミキシング、編曲など
一連の作業が出来るように構成された一体型のシステムを指す。

専用のハードウェアで構成された専用機と、
パーソナルコンピュータを核として
オーディオ入出力を追加したシステムに二分される
(単体専用機の組み合わせであるPCM-3348などの
 デジタルMTRとデジタル・コンソールを組み合わせた
 システムを総体としてDAWと呼ぶことは無い)。

※Wikipediaより引用

 

このWikipediaさんの
『DAW』項目の概要の中で重要なのがここ。

パーソナルコンピュータを核としたDAWには
オーディオ処理の演算を主に担う装置によって
大きく2種類の方式がある。

1つは専用のDSPボードを
パーソナルコンピュータに接続して
そのボードで主な処理を行うもので、

代表的なDAWシステムとしてはPro Tools HDがある。

もう1つはパーソナルコンピュータ自体が
オーディオ処理の演算を主に担うもので、

代表的なDAWシステムとしては
CubaseやSONAR、Digital Performerなどが有名である。

※Wikipediaより引用

 

 

Protools のところに記載されている
『DSPボード』というのが
UADシリーズの『UAD2』がこれにあたるもので、

 

↑こういうやつねw

このボードの中に『DSPチップ』と呼ばれる
エフェクトなどを専用に処理するチップが搭載されていて、

人間で言えば脳にあたるであろう
パソコンの『CPU』で処理しないため
負荷が全くと言ってなくなり、

動作が安定する、というのが
ProtoolsなどDAW初期の考え方だったんですね。

 

当時の一般的パソコンのスペックは
音声データを処理するのには超貧弱でしたので
こうでもしないとパソコン自体がハングアップして
使い物にならなかったのです。

 

それがパソコンの進化によって
エフェクトやソフトウェアシンセなど
高負荷かつ、様々な処理を
CPUにさせることが可能になり、

只でさえ高額であったDSPボードについて
必要性(必須性)が失われていった、という感じです。

ちなみに、DSPベースでなく
CPUにて処理するエフェクトプラグインは
一般的に『Native Plugin』(ネイティヴ プラグイン)
と呼ばれます。

 

ここで「あれ?」と思う方は鋭いです。

 

それほど必要性が無くなったDSPボード、
しかも高額であるにも関わらず、

それと同様であるUAD2やプラグインが
なぜ現在、これだけ騒がれているのか、
ということです。

 

これにはユーザーさんによって
様々な思惑や理由があると思うのですが
ここでは列挙しませんが、

1つUADシリーズが人氣の
大きな理由として言えること。。。それは、

オーディオインターフェースの中に
 DSPチップを搭載したから

ということです。

 

 

UAD Apollo シリーズの人気の理由。。。それは!

さて、ではDSPベースのUADプラグインが
人氣の理由についてお話していきたいと思います。

 

前項でお話したとおり、UAD人氣は

「オーディオインターフェースに
 DSPチップを搭載したから」

というクラカワの見解ですが

これによって
どのようなメリットが得られるか、というと

『レーテンシーの問題を極力回避出来る』

ということです。

 

昨今、ギターアンプのモデリングエフェクトが
各社からリリースされ、
その音もかなりリアルになってきています。

我々音楽制作の現場で
本テイクに採用するものでさえ
ギターやべースのアンプを鳴らす、
という機会が圧倒的に減ってきました。

 

ただ、その時に問題となるのが
レーテンシー問題です。

 

レコーディングする際、
オーディオ インターフェースから
パソコンに入った音に
DAW上でアンプエフェクトを掛ける。

となると、当然CPUに負荷が掛かります。

 

そして、その音を我々に
速く送ってもらおうとすればするほど、
CPUの負荷は当然高くなります。

 

例えば、キャッチボールをする際に
緩やかな速度でするのと、
プロのピッチャーのような豪速球でするのと
どちらが大変でしょうか?

当然、速度が高いほうが
捕球するのが大変ですよね。

 

パソコンさんもそうなのです。

音を速く人間に返そうとすればするほど
CPUの負荷が高くなるのです。

 

かといって、
「音を返すの、ゆっくりでいいよー」
なんて悠長なことを我々人間も言えないわけです。

 

いっこく堂さんの
「声が、、、遅れて、、、聞こえるよ。。。」
のようなことがレコーディング中に起こったら
やりづらいこと必至ですよね?笑

 

これが、レーテンシー問題です。

 

この『レーテンシー問題』解決に
寄与してくれるのがDSPと一体となった
オーディオインターフェースである
UAD Apollo シリーズなんですね。

 

 

UADのインターフェース シリーズの中でも
安価なのがこの UAD Apollo TWIN ですが

要は、このお弁当箱のような
インターフェースの中に
DSPチップが内臓されていて、

ギターやベースなどを繋ぐと
この中でエフェクト処理をしたものを
DAWなどに送れるので
殆どと言ってレーテンシーがなく、

かつ、CPUにも負荷も軽減できる、
というのが大きな魅力なんですね。

 

そして、UADシリーズに関しては
有名製造メーカーお墨付きの
マイクプリアンプのモデリングなどの
プラグインも充実しているので
ボーカルのレコーディング時に

買ったら数十万〜数百万、とか
レコーディングスタジオに行かないと
得られないサウンド、なども

たった数万円のプラグインで
自宅で体感出来る。。。

 

これがUADシリースの大きなメリットなんですね。

 

しかし、ここで今回の本題。

特に初心者DTMerさんには
氣を付けなければならないことがあるのです。

 

 

UADは魔法の箱ではない?!盲信することなかれ!

UADのプラグインは昔から
『音が良い』と定評がありました。

 

しかしながら、このところ
その『期待値』的なものが
ちょっと一人歩きしてる感じがあるのですね。

 

有名アーティストさんやエンジニアさんが
こぞって使っていらっしゃったりするので

「UADプラグインを導入すれば
 憧れのあの音が出る。。。」

なんて盲信してしまっている方が
クラカワの周囲でも実は多いのです。

 

知也塾の生徒さんや仲間など
クラカワと直接話せる方々には
購入前にアドバイスをさせて戴いていますが、

大半の方は盲目的に
過度な期待をされていることが少なくありません。

 

UAD Apolloシリーズは通常、
安価なものでも10万前後はします。

 

DTM初心者の方だけでなく、
零細プロデューサーであるクラカワにとっても
決して安い買い物ではありません。

 

そして、
有名機器名を謳っていても
あくまでも『モデリング』です。

 

「UADを買えば憧れのあの音が。。。」

 

と、盲信するのはちょっと危険だと思うのです。

 

そして、UADプラグインへの盲信について
ブログに書こうと思っていたのですが、

そのキッカケとなったのが。。。

 

 

UADプラグインのサウンドについての検証データが。。。

 

この記事にも書いていますが、

StudioOneの魅力まとめ その1〜S1の『音』について〜

クラカワには
『マスタリングの師匠』的な人が居ます。

 

彼と出逢ってからミキシングだけでなく、
クラカワにとって

『音楽制作そのものの概念が変わった』

と言っても良いぐらいの大恩人なんですね。

 

彼は最近ではNHKさんの仕事や
モンハンのオーケストラなど
有名なマスタリングを手掛けているのですが

その彼がこんなことをTweetしていたんですね。

たぶん、チンプンカンプンの方が殆どだと思いますw

 

実際、僕も元記事を拝見して
「なるほど」という感じでした。

 

ちなみに元記事はコチラ。

せりえりる(@serieril) さんという方のブロマガ
http://ch.nicovideo.jp/piano/blomaga/ar399085

なのですが、
このような記述があります。

 

UAD2のプラグインは個人的に好きで多用しているのですが、
ハイサンプリングレート(まぁ88.2kHzより上ですね)の音源を
アナライザを見ながら扱っていると、
高周波成分がスパッと切れることが多々あります。

ハイレゾ音源といいつつ高周波が無かったら意味がないので、
泣く泣く外したり、音が良いから良いだろ!と思いつつ使ったりします。

『ピアノ録音をしよう!』ブロマガ記事より引用

 

そして、このブログ記事の中で
UADプラグインについて
ご自身で実際データをとっていらっしゃるのです。

 

そして、こう結んでおられます。

 

以上、測定結果でした。

モデリング系でも新しいものは
ローパスフィルターがかかっているものが多いですね。

ハイレゾ音源制作時はちょっと気を使うと良いかもしれません。

『ピアノ録音をしよう!』ブロマガ記事より引用

 

要は、
実機をモデリングしプラグイン化する際に

『それ相応の味付け』

が為されている可能性があるかも。。。

というお話です。

 

 

実際、UADのみならずNativeプラグインでも
モデリングした実機の個体差や状態だったりで

各社さん、結構サウンドが違ったりします。

 

これはもう、好き嫌いや好みなど
人によって様々ですから

『実際使ってみないとわからない』

という感じなんですけどね(苦笑

 

ただ1つ言えることは

『UADは万能ではない』

ということです。

 

そして、あなたの限られた予算のなかで
購入を優先する事項かどうか、ということです。

 

実際、クラカワも使ってみましたが、

「使いどころによる」

という印象です。

 

 

UADプラグイン・UAD機器についての感想まとめ

さて、長文になってしまいましたが
お付き合い戴き、ありがとうございました。

 

今回は記事件名、内容的に敢えて
若干厳しい印象で書かせて戴きましたが、

 

クラカワ的にUADプラグイン
実はオススメなんです。

 

なぜ今回、このようなエントリを
上げることになったか、というと

あまりにも広告などの印象に
振り回されている方が少なくないな、
という印象を持ったからです。

 

実際、名のあるプロの方は
お仕事としてレビューをしていらっしゃるでしょうから
メーカーさんや代理店さんの手前、

当然としてUADについてネガティヴなことは
言えないと思うんですね。

 

そして、有名プロの方は
UAD関連機器やプラグインを
自身で購入するなんて屁でもない、

というぐらい
稼いでいらっしゃることでしょう。

 

要は、その方々にとって
UADは数ある仕事用具の中の
『選択肢の1つ』であるわけですね。

 

ただ、クラカワを含む
零細プロデューサー、
音楽クリエイターの方、

そしてDTM初心者の方にとっては
UAD ApolloやUADプラグインを

『選択肢の1つ』

などとするような余裕があるほど
稼いでいる方は少ないと思うんです。

 

その際に、

「UADを買っておけばどうにかなる!」

というスコトーマ(盲点)を外して戴き、
現在、自分にとって必要な機材や
プラグイン、ソフトウェアを
冷静に選んで戴きたいな、と。

 

実際、
UAD Apolloなどのハードウェアだけでなく
プラグインも割とお値段しますし。。。

 

※2017年12月28日現在 103,464円(税込)
(ちなみにDUOだと結構パワー不足感あります)

 

最近ではネイティヴ プラグインでも
良質なものはたくさんありますし、

工夫をすればCPU負荷も軽減できます。

 

いきなりUAD関連のものを購入、
という感じも悪くはないですが、

自身の創りたい音楽を生み出す環境を
限られた予算の中から
キチンと優先順位をつけて
構築していくための
情報としてお役に立てたら幸いです。

 

 

 

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音楽プロデューサー
Tomoya Kurakawa

2000年にインディーズレーベルを立ち上げ、
約5年で月間イベント本数最高42本、
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埼玉だけでなく東京・千葉・神奈川など
関東圏で驚異的なイベント開催数及び
影響力を誇るシーンを形成。

自主レーベルでオムニバスアルバム11枚、
単独アーティストのリリースで8枚全64組。
アーティストの音源プロデュース、
発掘・育成に至っては約1000組以上に及ぶ。

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有名音楽雑誌 Pleyerの音楽ライターで、
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